ライダー映画は極力初日に行く主義なので、[1]めっちゃ楽しみというよりは、サプライズをネタバレされるのが怖くて……朝一とはいかずとも早速観てきた。
index
おもしろかったよかった・ところ
- シナリオの根幹に絡むレベルで謎の新幹線推し。大井車両基地でロケしてんのもかなり珍しい気がする
- センチュリーが、シンプルなシルエットと細かいディティールが相まってカッコいい。古くからの仮面ライダー像に未来っぽさを上手く融合させてるみたいな
- 敵役ライダー、エターナルやらソーサラーやらで劇場版繋がりかと思いきや王蛇がセンターを張ってたのは『平成初の大物敵役ライダー』だからかなあとか[2]大物って付けないとシザースとか出てきちゃうし
- 古田新太が、素人目にもややこしそうな役柄なのに演技がひたすら渋く魅せてくるし、変身後の声まで力強くて熱い
- あと「親子」テーマのおかげか、迷子の一輝を見つけるシーンの戸次重幸の演技もピンポイントに印象的だった
- 本郷猛がめっちゃ藤岡弘、の本郷猛っぽかったの、素直にすごい。
- 今回に限らないけど、バリッドレックスとかの変身サウンドは劇場の音響だと迫力がかなり増して聞こえるので貴重
- ネオバッタのリミックスのポーズ、過去イチ無理があって笑えるし、クラスタ化して襲いかかるのはもう悪のやることなんよ
- 『親子をテーマにした話で、意志に反して自分を改造した科学者に対して“許し”を与える本郷猛を、かつて本郷猛を演じた藤岡弘、の子供が演じてる』って構造をどう受け取っていいのか悩む
その他
- 長尺の割にはシンプルな筋立てだし、全体的に目新しさはあんまりない話だなあ……とは思いつつも、そもそもライダー映画を毎回欠かさず見る方が意外とおかしいのかもしれない
- 50周年記念らしいけど、リバイス的には序盤の番外編ぐらいの話だし、セイバー組ほぼいるだけ参戦でアフターストーリーって程でもないし……ってところでコラボ含めて薄味だなあという印象も否めず。ただこの辺は平成2期の映画に好みなのが多くて、そのへんと味付け違ってるってのもありそう
- タイムトラベルSFぽくやろうとした結果なのか、パラドックスの説明その辺の設定が全体的にガバ気味なのが終始気になってしまった
- 人に触れられない精神体がシーンに登場する演出で足音使うのはさすがに謎。ラストで抱き合ってんのはエモでいいと思うけど
- 突然巨大化するネオバッタに困惑
まあトータルで大体いつもどおりのライダー映画だよねという風味。安心感。